着物の種類・着用場面・呼称について – 着物を普段着として楽しもう!

はじめに

着物には種類が11種類もあるのはご存じでしょうか?

洋服にもTPOによってふさわしい服装があるように、和装にもその場にふさわしい着物の種類というものがあります。

着物を使ったコーデで普段のオシャレを楽しむ方や、花火大会に浴衣を着ていきたい!という方はあまり意識しなくても大丈夫ですが、本ページでは、着物の種類についての基本的な知識と、購入を考えている方への選び方について解説してきます!

目次

季節によって3種類の着物を着分けます!

日本では四季があることから、1年での気温差がとても激しく、季節に合わせて「袷」「単衣」「薄物(浴衣)」の3種類を着分けるのが基本となっています。
とはいえ、この時期には絶対この着物を着なければいけないという決まりはないので、気温に合わせて着物を選びましょう。

◆カレンダー早見表

着物のTPO 着用場面ごとの種類 – 格について –

一見どれも同じように見える着物でも、実は種類がたくさんあり、場面ごとに着用する着物を使い分けます。

着物のTPO(タイム・プレイス・オケーション)や着用場面ごとの種類について簡単に解説します。

  1. 留袖(りゅうず):
    • TPO: 結婚式や成人式、正月などの格式の高い場面。
    • 着用場面: 正統な儀式や格式あるイベントでの着用が一般的。
  2. 訪問着(ほうもんぎ):
    • TPO: 結婚式のゲストや親族、披露宴、お茶会など。
    • 着用場面: 幅広いフォーマルな場で着用可能。明るい色柄が昼、暗い色柄が夜に適している。
  3. 色無地(いろむじ):
    • TPO: お茶会やちょっとしたお出かけなど。
    • 着用場面: シンプルで華やかさが抑えられた場面で活躍。日常の装いにも適している。
  4. 小紋(こもん):
    • TPO: 会食や観劇、パーティーなどカジュアルな場面。
    • 着用場面: 小さな模様が特徴。略式なイベントや友人との集まりに適している。
  5. 振袖(ふりそで):
    • TPO: 成人式や結婚披露宴など。20歳前後の若い女性向け。
    • 着用場面: 華やかで派手な色柄が特徴。若々しさを引き立てる。
  6. 打掛(うちき):
    • TPO: 結婚式。母親や親族向け。
    • 着用場面: 華やかで格式高い装いが求められる結婚式や冠婚葬祭などでの着用が一般的。
  7. 付け下げ(つけおろし):
    • TPO: 結婚式のゲストやちょっとしたお呼ばれなど。
    • 着用場面: 留袖よりもカジュアルながら格式を重んじる場での着用が適しています。
  8. 袴(はかま):
    • TPO: 成人式や卒業式、学園祭などの学生のイベント。
    • 着用場面: 若い女性が華やかに着こなす和装の一つ。色とりどりの袴が人気。
  9. 普段着:
    • TPO: 日常のお出かけやカジュアルな集まりなど。
    • 着用場面: 着物の中でも特に気軽に楽しめるスタイル。無地や地紋、カジュアルな小紋が適しています。
  10. 男性の着物(きもの):
    • TPO: 結婚式や式典、お茶会など。
    • 着用場面: 黒や紺の袴や羽織袴がフォーマルな場で一般的。カジュアルな場では色物や小紋が適しています。

【浴衣セット】浴衣+手袋+靴下+襟芯 鶴柄 夏用着物

¥18,177

【サイズ】S・Mの2種類 推奨身長(S 155-165cm)(M 165-175cm)

カテゴリー: ,
黒留袖振袖喪服色留袖付下げ
訪問着
色無地小紋ゆかた
結婚式××××
披露宴・パーティー×××
小さな集まり××××
お見合い××××
訪問××××
卒業式×××××
不祝儀×××××××
観劇×××
旅行×××××
買い物××××
街着・外出着××××
お茶会××××
食事××××
初詣×××
夏祭り××××××
◎最適、○可、△場合により可、×不可(相応しくない)
礼装着(第一礼装)打掛、黒留袖、本振袖、喪服など
詳細を見る
略礼装着(準礼装着)色留袖、訪問着、付け下げ、
振袖、色無地、江戸小紋の紋付など
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外出着付け下げ小紋、小紋(友禅)、小紋、紬の訪問着、
無地の紬、絞り、お召、更紗など
詳細を見る
街着・普段着・浴衣紬、絣、黄八丈、ウール、銘仙、木綿、浴衣
詳細を見る

結婚式や卒業式できるような振袖などの紹介は省略をしておりますので、あらかじめご了承くださいませ

着物を普段着としてコーデを楽しみたい方へ!

近年、着物を普段着として取り入れる新しいトレンドが広がっています。従来は格式高い場や特別な行事でのみ着用されてきた和装が、現代のファッションシーンで新たな可能性を広げています。伝統的な和装をカジュアルに楽しむことで、日常が一層豊かで彩りに溢れたものとなります。

これまでの着物のイメージは、格式張った儀式や祝いごとにふさわしいものとされてきましたが、今やその境界線は曖昧になりつつあります。伝統の美しさと、カジュアルな日常の融合が新しいスタイルとして注目を浴びているのです。

夏祭り・花火大会に!あじさい柄 フリーサイズ着物 浴衣 (おまけ付)

¥5,480

■サイズ:フリーサイズ ■素材:ポリエステル70%、綿30%

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ここからは「気軽に着物を着てみたい!」「着物を取り入れたコーデをしてみたい!」という方へ、お友達とのお買い物時や、旅先で着るような、カジュアルシーンで着る着物の紹介をしたいと思っております。

まろたむ
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着物を普段着として楽しむスタイリング術をご紹介します!

着物の普段着スタイリング術

  1. 日常使いの着物セレクト:
    • 無地や地紋の選択: 着物を普段着とする際には、シンプルで飽きのこないデザインがおすすめです。無地や地紋(地模様)の着物はカジュアルな雰囲気を演出しやすく、様々な場面で活用できます。地紋は繊細な模様があるため、シンプルながらも上品さがあります。
  2. 小物の活用:
    • 帯の工夫: カジュアルな印象を強調するなら、カラフルな帯や柄物の帯がおしゃれなアクセントになります。帯締めや帯揚げもポイント。普段使いの着物に合わせる小物で、自分だけのスタイルを作り上げましょう。
  3. 季節に合わせた素材選び:
    • 春夏には涼しい素材: 着物の素材にも季節感を取り入れましょう。春夏は涼しげな絹や麻の着物がおすすめです。これらの素材は通気性があり、軽やかな着心地で夏の季節にぴったりです。
    • 秋冬には暖かい素材と羽織物: 秋冬は暖かみのあるウールや重厚な絹などが適しています。また、羽織物や袴などで季節感を演出することができます。特に羽織物はコーディネートのアクセントになり、寒さ対策にもなります。

着物×洋服のミックススタイル

  1. ボトムスに合わせる:
    • デニムやスカートの選択: 着物にはデニムやスカートを合わせて、伝統的な要素とモダンな抜け感を組み合わせましょう。特にデニムはカジュアルな雰囲気を演出し、着物の格式を柔軟に扱えます。スカートを組み合わせることで女性らしさも引き立ちます。
  2. トップスとのコーディネート:
    • シンプルなトップスの相性: 着物の華やかさを引き立てるためには、シンプルなトップスが最適です。白や黒のシャツやカットソーなどを合わせ、洗練されたコーディネートを作り出しましょう。
  3. アウターとの組み合わせ:
    • デニムジャケットやレザージャケットでカジュアルに: カジュアルな雰囲気を強調するなら、デニムジャケットやレザージャケットを羽織るのがおすすめ。これにより、着物がより日常の一部として馴染みます。アウターの素材やデザイン次第で、季節感やスタイルの変化を楽しむことができます。

おしゃれな普段使いのアイデア:

  1. 街歩きスタイル:
    • 着物コートや羽織で街歩きもおしゃれに: 着物コートや羽織を活用して、街歩きもおしゃれに楽しめます。地模様のある素材や、シンプルなデザインのものを選ぶことで、都会的でモダンな雰囲気を演出できます。
  2. カフェデート:
    • 着物ワンピースや袴スカートで華やかにデート: カフェデートなどの特別な日には、着物ワンピースや袴スカートを選び、華やかで女性らしいスタイルを楽しんでみましょう。小物やヘアアクセサリーでアクセントを効かせ、デートをさらに特別なものにします。

これらのスタイリング術とアイデアを取り入れることで、着物を普段着として取り入れた際のバリエーションを広げ、日常に新たな楽しみを加えることができます。

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