肌襦袢とは？絶対に必要？長襦袢との違いを解説！-着付けに必要なアイテムその2-

着物をより美しく着こなすためには、肌襦袢という重要な下着が欠かせません。

肌襦袢は、着物の下に着用し、肌と着物の間に挟むことで汗を吸収し、着物を清潔に保ちます。また、着物の生地と肌襦袢の素材や色合いを合わせることで、より美しい着姿を演出することができます。

この記事では、着物を季節別に選ぶ際のポイントとともに、肌襦袢について詳しく解説します！

肌襦袢の選び方や種類、着用方法からお手入れや洗濯方法まで、着物を楽しむための重要な情報を網羅していますので是非ご参考にしてください！

長襦袢と肌襦袢はどう違うの？両方必要？

そんな疑問も解決します！

長襦袢についての詳しく解説は下記リンクをクリック！

長襦袢の役割や特徴を解説！ ～着付けに必要なアイテム その1～

着物を着るときに必要なアイテムの一つが長襦袢です。今回は、ナガルジュンの下着は何に使われるのか？ 特徴や役割を解説します！ まろたむ 着物を着るときは長肌着が欠かせません！ それぞれがどのような役割を果たしているのか見ていきましょう！ 長襦...

rond100.com

洗える長襦袢！白 無地 夏向け 衣紋抜き一体型 ホワイト フリーサイズ

¥4,082

◆サイズ：フリーサイズ(約cm) 身丈120、袖丈42、裄丈60、肩幅30、袖幅30、前幅30、後幅32 ◆素…

Category: 和柄小物, 浴衣, 浴衣・和物

目次

• 肌襦袢とは？長襦袢との違い
  • 長襦袢との違い
• 季節別 肌襦袢の種類と選び方
• 肌襦袢の種類

肌襦袢とは？長襦袢との違い

肌襦袢は、和装の下着の一つで、着物を着る際に肌と長襦袢との間に着用します。

着物と直接触れることを避け、素材によって選択が困難な長襦袢を清潔に保ちながら快適に着用するために欠かせないアイテムです。肌襦袢の主な役割は次のとおりです。

• 汗を吸収する：肌襦袢は、汗を吸収し、着物の汚れを防ぎます。着物は洗濯が難しいため、肌襦袢のおかげで着物を清潔に保つことができます。
• 着物を滑りやすくする：肌襦袢の滑りやすい素材が着物との間の摩擦を減らし、着物の着付けをスムーズにします。
• 着物の透け感を調整する：特に薄手の着物の場合、肌襦袢の色や柄が着物の透け感を調整する役割を果たします。

肌襦袢を着た上に、長襦袢、その上に着物といった感じですね！

長襦袢との違い

肌襦袢と長襦袢は、見た目も似ており、どちらも着物の下に着るという点は似ていますが、形状や役割において違いがあります。

• 形状：肌襦袢は袖なしで肩から腰までの部分を覆い、タンクトップのようなデザインが一般的です。一方、長襦袢は袖があり、肩から手首までを覆うロングスリーブのデザインです。長襦袢は、特に冬などの寒い季節に着物の下に着用されます。
• 着用タイミング：肌襦袢は、春や夏などの暑い季節に着物の下に着用することが一般的です。薄手の素材で通気性に優れているため、暑い時期に快適に着物を楽しむことができます。一方、長襦袢は、寒い季節に着物を着る際に保温性を高めるために使用されます。
• 素材：肌襦袢は薄手で通気性が良い素材が多く使われます。一般的な素材としては、綿や麻、ポリエステルなどが挙げられます。長襦袢は寒い季節向けのものが多く、厚手で保温性に優れた絹やウールなどが使用されます。

肌襦袢と長襦袢は、着物を着る際の季節や用途に合わせて選ぶことで、着物を快適に着用することができます。

浴衣を着るとき長襦袢は着ませんが、浴衣の下に肌襦袢を着ましょう！

季節別 肌襦袢の種類と選び方

肌襦袢は季節ごとに異なる着物の種類を選び分けることで、その季節ならではの趣や気候に応じた装いを楽しむことができます。

1. 春・夏向けの肌襦袢
   • 薄手の素材：春や夏の暑い季節には、通気性の良い薄手の素材が適しています。綿や麻、涼しい肌触りのポリエステルなどがおすすめです。
   • 薄色の肌襦袢：明るい色や淡い色の肌襦袢が、着物の透け感を生かして清涼感を演出します。
2. 秋・冬向けの肌襦袢
   • 厚手の素材：秋や冬の寒い季節には、保温性のある素材が重宝されます。絹やウールのような厚手の素材が適しています。
   • 暖かい色の肌襦袢：寒い季節には暖かみのある色合いの肌襦袢がおすすめです。紅や濃いめの色、暖色系の肌襦袢がよく選ばれます。
3. 通年向けの肌襦袢
   • 全襦袢：四季通じて着用できるオールシーズン対応の肌襦袢です。さまざまな素材や色があり、気候や着物に合わせて選ぶことができます。
   • 着物の種類に合わせたデザイン：肌襦袢にも様々なデザインがあり、着物のデザインに合わせて選ぶことで、着物姿がより一層美しく見えます。

肌襦袢の種類

肌襦袢には、季節や着物の種類に応じてさまざまな種類があります。素材やデザイン、用途によって異なる肌襦袢を選ぶことで、着物をより美しく着こなすことができます。以下に代表的な肌襦袢の種類を詳しく解説します。

1. 半襦袢（はんじゅばん）
   • 特徴：半袖の肌襦袢で、着物の袖を通すタイプです。
   • 用途：主に夏季の着物に合わせて着用される肌襦袢です。袖を通すことで、通気性を高めて暑い季節でも快適に着物を着ることができます。
   • 素材：涼しい素材が使用され、麻や綿、ポリエステルなどが一般的です。
2. 全襦袢（ぜんじゅばん）
   • 特徴：袖がないタンクトップ型の肌襦袢で、着物全体を包み込むように着用します。
   • 用途：四季を通じて着用できるオールシーズン対応の肌襦袢です。寒暖の差がある場所で着物を着る際に重宝されます。
   • 素材：素材は季節に合わせて異なり、夏には涼しい素材、冬には暖かい素材を選ぶことが一般的です。
3. 縫襦袢（ぬいじゅばん）
   • 特徴：豪華で格式高い着物に合わせるための襦袢で、特別な場にふさわしい肌襦袢です。
   • 用途：結婚式や祝い事などの特別な行事に着用されることが多く、格式のある着物に合わせて着ることが一般的です。
   • 素材：高級な絹素材や、刺繍や金属糸を使った贅沢なデザインが特徴的です。
4. 袷襦袢（あわせじゅばん）
   • 特徴：夏場と冬場の両方で使用できる2枚重ねの襦袢です。
   • 用途：暑い夏場は1枚だけ、寒い冬場は2枚重ねで着用します。季節に合わせて着脱することで快適に着物を着ることができます。
   • 素材：通年通して使用するため、肌触りが良く、季節を問わない素材が選ばれます。
5. 襟襦袢（えりじゅばん）
   • 特徴：襟元だけを覆うようなデザインの襦袢です。
   • 用途：襟の部分が汚れやすい着物に使用されることが多く、襟を清潔に保ちながら着物を楽しむことができます。
   • 素材：主に薄手の素材が使用され、襟元の透け感を演出するために、肌襦袢よりもさらに薄い素材もあります。
6. 肌着襦袢（はだぎじゅばん）
   • 特徴：通常の肌襦袢よりもさらに薄手の素材で、着物の下に直接着用する肌着のような襦袢です。
   • 用途：着物の透け感を楽しみつつ、肌襦袢を目立たせたくない場合や、薄着の着物に適しています。
   • 素材：透け感を演出するために、非常に薄い素材や、肌に密着しやすい素材が使われます。

ポリエステル素材の長襦袢が安価で、洗濯機で洗えるので初心者の人におすすめ！

ちなみに浴衣の下に長襦袢は着用しないよ！