着物の襟芯とは?長襦袢を上品に!入れ方を解説!-着付けに必要なアイテムその3-

着物の下に着用する長襦袢。この長襦袢には一般的に「襟芯」と呼ばれるものを使用し、襟の形を綺麗に整えます。長襦袢を購入する場合は、必ず襟芯も併せて購入するようにしましょう。

長襦袢には襟芯を通す箇所があるので襟芯を入れて形を整えます!

たまに襟芯が不要な、襟付きの長襦袢もあるのでその場合は不要です。

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目次

襟芯とは?絶対に必要?

襟芯は長襦袢の襟部分に差し込む細長い板のことで、襟の形を整えるためにに使います。

通常、長襦袢の襟部分は柔らかく、襟を入れないと綺麗な着こなしに見えないため、プラスチック製やナイロン製・紙製などの固い素材の襟芯を入れることで見た目が美しくなります。
襟芯は、透明タイプ・メッシュタイプなど、種類が多数あります。

長襦袢への襟芯のつけ方、使用方法は、長襦袢の襟のタイプにより少し変わるので「どんな種類があるのか」「どうやって入れるのか」を解説していきます!

長襦袢の襟の種類

長襦袢の襟は大きく分けて3種類「広衿」「バチ衿」「棒衿」というものがあります。

  1. 広衿(ひろえり):
    • 広衿は、着物の襟の形状が比較的広めに広がっているスタイルの襟です。広衿は一般的に洗練された印象を与え、格式の高い場や正装の装いに適しています。広衿を使用することで、着物の装いがより華やかに見えます。結婚式や式典、重要な行事などのフォーマルな場での着物装いによく使われます。
  2. バチ衿(ばちえり):
    • バチ衿は、着物の襟の形状がバチを連想させるくぼみを持つスタイルの襟です。バチ衿はバチ襟とも呼ばれることがあります。バチ衿は華やかなデザインが特徴であり、金や銀の刺繍や豪華な装飾が施されることがあります。格式の高い場や格式のある装い、舞台や公演などでの着物スタイルに使用されることが一般的です。
  3. 棒衿(ぼうえり):
    • 棒衿は、着物の襟の形状が直線的で細く、シンプルなスタイルの襟です。棒衿は一般的にカジュアルな装いに適しており、特に夏の着物やリラックスした場面で使用されます。棒衿の着物は、和柄や夏らしい柄を多く取り入れたカジュアルなデザインが人気です。

襟芯襦袢を着た上に、長襦袢、その上に着物といった感じですね!

襟芯の入れ方・長襦袢のどこに入れる?

長襦袢に襟芯を差し込むことができそうなスペースが、襟の外側(着物側)と内側(襦袢側)にある売「内側(襦袢側)」に差し込みます。
「外側(着物側)」に襟芯を入れると、襟芯の厚みによって襟の厚さが不格好になってしまうため、意識してみましょう。

向きに注意!襟芯は尖っている方を上に!

襟芯の種類により多少形状は異なりますが、多くの場合、上辺と下辺の長さが異なるタイプとなっています。この場合、先が尖っている方上になるように差し込みましょう。

向きを逆にしてしまうと襟がシワになってしますこともあるので注意しましょう。

襟芯のお手入れ・保管方法

【襟芯の保管方法】

  1. 乾燥させる: 襟芯を使用した後は、湿気を取り除くために十分に乾燥させてから保管しましょう。特に紙製の襟芯は湿気に弱いため、湿ったまま保管すると劣化してしまうことがあります。
  2. しわを伸ばす: 襟芯をしわにならないように保管するために、平たく伸ばして保管しましょう。しわがついてしまった場合は、軽くアイロンをかけるか、蒸しパックを使ってしわを取り除くことができます。
  3. 保管場所: 襟芯を保管する場所は乾燥し、直射日光や高温多湿の場所を避けるようにしましょう。クローゼットや押し入れの中など、通気性の良い場所が適しています。
  4. 箱やケースに入れる: 襟芯は形を保つために、専用の箱やケースに入れて保管すると良いです。箱やケースは襟芯のサイズに合ったものを選び、保管時に汚れや傷を防ぐ役割があります。

襟芯自体に折れ線がついてしまうと、長襦袢に差し込んだ際にその癖が見えてしまいますので長襦袢から抜いて、丸めて保管するのが一般的です!

【襟芯のお手入れ方法】

  1. 汚れを取る: 襟芯に汚れがついた場合は、乾いた布や柔らかいブラシを使って優しく汚れを取り除きましょう。必要に応じて中性洗剤を薄めた水で拭いても良いですが、洗濯機や水洗いは避けてください。
  2. 紙製襟芯のお手入れ: 紙製の襟芯は湿気に弱いため、特に夏や梅雨の季節には湿気を取り除くことが重要です。定期的に乾燥させるために、日陰で風通しの良い場所に干すと良いでしょう。
  3. ファブリック製襟芯のお手入れ: ファブリック製の襟芯は洗濯機や手洗いで洗うことができる場合もあります。洗濯の際は洗濯表示に従い、優しい洗剤を使って手洗いするか、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗濯してください。

保管時には長襦袢と分けて、折れ線が付かないように丸めて丁寧にしまうと、

綺麗に長くに使えます!折れ癖を付けないように気を付けましょう!